猫背の特徴と筋肉への影響
猫背は、現代人に多い不良姿勢の一つです。しかしなんとなく理解していても、厳密にどのような姿勢なのか知っている方は、さほど多くないのかもしれません。
今回は猫背の特徴や筋肉への影響に関する、基礎的な知識についてまとめました。
記事制作:株式会社ORGO「ePose編集部」
メディア制作ポリシー
猫背とは
猫背とは、胸椎部が後弯し、頭部が前方に位置する姿勢を指します。
世間一般の認知としても「悪い姿勢」の代表格と言える姿勢で、立位でも座位でも認められるため、ことさら目立ちやすい不良姿勢の一つです。
また猫背の特徴である胸椎部の後弯は、肩まわりの筋肉に影響しますから、肩を内側にすぼめるような姿勢になる「巻き肩」を併発することがほとんどです。(巻き肩と猫背、どちらが先にくるかは人によります)
猫背と巻き肩になることで、自信がなさそうな見た目になってしまったり、呼吸が浅くなったりと、さまざまなデメリットがあります。
猫背の筋肉への影響
ここからは、猫背の姿勢と筋肉との関わりについて解説します。
猫背で緊張・短縮しやすい筋肉
- 大胸筋、小胸筋
- 僧帽筋上部
- 頸部伸筋群
- 肩甲挙筋
猫背では頭が前に位置しますから、平均5kgとも言われる頭を首まわりの筋肉で支えることになり、おもに胸まわりや首すじ、肩まわりの筋肉が緊張します。その結果肩こりを併発することも多くなります。
猫背で弱化・伸長しやすい筋肉
- 頸部屈筋群
- 僧帽筋中部、下部
- 菱形筋
- 前鋸筋(※翼状肩甲の場合)
- 胸椎部脊柱起立筋
猫背では背中が丸まってしまうため、背中や脇の筋肉が伸長しやすくなります。
猫背の特徴まとめ
猫背は多くの現代人が抱える不良姿勢です。座っていることが多かったり、体を丸めてスマホを見ることが多かったりと、生活習慣には猫背の原因がたくさん転がっています。
根本的な原因は人それぞれですから、ジムトレーナーや治療院などの専門家にも相談しながら、猫背の解消に取り組んでみてはいかがでしょうか。